「彼岸花」という小津安二郎監督の映画は終戦後8年を経て制作されました。インスタで話題!【Bloomee LIFE】 【本記事はアフィリエイト・プロモーションを含みます】
親子の価値観のズレがテーマとなっています。お見合い結婚と自由恋愛の志向のズレ。戦後はそこから恋愛を自由にできるように変わりました。

2023年の秋のお彼岸は26日まで。令和の「お彼岸」です。太陽が真東から昇り真西に沈む春分の日と秋分の日は、此岸と彼岸が最も通じやすい日とされ、両日に先祖供養を行なうようになりました。

此岸とは生きている私たちのいるこの世のことで、彼岸とはかつてこの世にいた亡くなった先祖様がいらっしゃるところです。
彼岸花は秋のお彼岸の頃に咲く花。可憐であり妖艶でもあり魔性も含まれている、此岸に咲く彼岸と呼ぶ花について考察します。
彼岸花の名所は?
ミエルさんは埼玉県日高市の巾着田が名所だと思っています。車でも電車でもゆけますが、シーズン中は非常に混雑します。
圧倒的な数の彼岸花が群生しているので写真になりやすい。なので一度は足を運ばれるのが良いと思います。
良い写真を撮りたいのであれば、混雑する名所はなるべく午前中の早めに現地に到着します。そして、比較的空いている時間帯に撮影するのが良いでしょう。インスタで話題!【Bloomee LIFE】
花の写真は雨天もねらい目です。カメラの防水対策をして、雨でぬれた花の撮影ができると、艶っぽい写真に仕上がります。
彼岸花はどこに咲く?
河の土手や畑のあぜ道に彼岸花を見かけることがあります。昔の日本のお墓にもあえて植えていました。火葬となる前の日本の墓は土葬。
墓の中の死体を野獣や野犬にあらされないように、毒性のある彼岸花を墓地に植えたと思われます。

彼岸花の原産は中国で紀元前に日本に渡来したと言われています。日本の全土に分布していますが、人里離れた場所にはありません。
中国の彼岸花は花が実を結びますが、日本の彼岸花は実を付けません。なので日本の彼岸花は分球して増えます。
日本の縄文時代では、その鱗茎(りんけい)のでんぷん粉を繰り返し毒抜きして越して、食用の団子にして食べていたらしいです。
秋分の日をなぜお彼岸っていうの?
春分の日と秋分の日を日本では「お彼岸」といいます。
太陽が真東から昇り真西に沈む春分の日と秋分の日は、此岸と彼岸が最も通じやすい日とされ、ともに両日、先祖供養を行なうようになりました。
彼岸とヒガンバナが結びついたのは、平安時代末期から鎌倉時代のようです。当時はヒガンバナとは言わずにシビトバナと言いました。

葬礼の花であり、死者のための供花となってゆきます。シビトバナは別名、ソーシキバナ、ホトケバナ、ジゴクバナなどとも呼ばれていました。
彼岸と聞くと仏教と深く関わる花に思えますが、仏教発祥のインドに彼岸花はありません。プロのアレンジを楽しめる【Bloomee LIFE】
この世とは? あの世とは?
日本では人が亡くなると概ね「仏様」と言っています。お釈迦様のようではないけれど、概ね成仏する、と勝手に生きている側で推測しています。

あの世というと、実際にはわかりません。誰も死んでみたことがないからです。極楽であったり天国に行っていると楽観的な解釈をしています。
少し話しが変わります。この世の悪党であっても実入りが良い人がいます。一方でいくか頑張っても儲からないひとがいます。
なぜ?なのでしょうか?
前世で貧しい人に施しをしていた。良い事をしていたひとがこの世で悪党となって荒稼ぎをしていても、前世の因縁によって豊かになる、ということはあるようです。プロのアレンジを楽しめる【Bloomee LIFE】

根っからの悪党ではなかった。この世の悪党であっても実入りが良い理由は、因縁によって法則によって何からの過去世での善行為のあった結果と言えるのです。話しを戻します。
ある程度、経典を学習し、仏教実践をしていないとわからない感覚。
「この世」とは、自分自身のことです。自分自身には、「生きている」という実感があるのです。その実感はなんなのかと調べると、眼耳鼻舌身意なのです。それが「この世」です。眼耳鼻舌身意があっても、活動はしないのです。眼耳鼻舌身意に色声香味触法が触れなくてはいけないのです。色声香味触法は外にあるのです。それは「あの世」です。・・・
では、「あの世」とは何でしょうか?
色声香味触法なのです。見えるもの、聴こえるもの、などなども、瞬間瞬間、変わるのです。何かを見ると、視覚が生じます。それで正しく見えたといえるのでしょうか?言えません。
見る対象と自分の間にある距離によって、視覚が変わるのです。対象に当たる光によっても、視覚が変わるのです。では、ありのままに正しく見るために、どれぐらいの距離が必要か、どの程度の光があったほうがよいのか、という決まりはあるのでしょうか?ありません。 引用:日本テーラワーダ仏教協会公式ページ
物語(言い伝え)や文化といったもので、この世とあの世の解釈は国国で異なります。そうではない、真理が先の引用に記されています。
彼岸花の効能は?
彼岸花にはどこか哀愁があります。心理的には亡くなった親しかった方々へ思いをはせる花。お参りにゆくとその墓地の脇や道程で見かけることもあるでしょう。

生花では毒性のある彼岸花は室内に飾らない、という人がいます。けれど、生花店で売られています。
彼岸花は、開花の時期に葉がないけれど、花が萎れてから葉が地に現れます。不思議な花。プロのアレンジを楽しめる【Bloomee LIFE】
民間療法として、鱗茎と小麦粉を混ぜて練り合わせ足の裏に軟膏として貼ると、疲労回復・腎炎によるむくみ解消として利用されてきました。
彼岸花の名所はどこ? まとめ ポイント5つ
- 埼玉県日高市の巾着田が名所です。一度は足を運ぶと良いでしょう。
- 彼岸花は、河の土手やあぜ道、墓地周辺で見ることができます。
- お彼岸は春と秋の2回。ご先祖様を供養する風習が日本にあります。
- 「この世」とは、眼耳鼻舌身意。「あの世」とは、色声香味触法。時間をかけて理解してゆきましょう。
- 彼岸花は縄文時代には団子として食料に、民間療法としては疲労回復の湿布薬として利用されています。
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